※医学的や肌化学的には本来もっと説明が必要ですが、分りやすくするため短くしている所や説明が不十分な所があります。あくまでもスキンケア原材料開発者から見ての、個人的意見として、ご参考までにお願い致します。

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アトピー性皮膚炎

最初に、アトピーは中々改善しませんし、スキンケアでどうにかなる話ではありません。ただ、悪化時期でない時には、スキンケアは有効ですが、合成界面活性剤やエタノールは逆効果となります。

皮膚構造表皮

アトピー性皮膚炎とは、角質が形成できないために起きる皮膚炎で、その皮膚炎は菌の感染に始まり、ウィルスやホコリなども原因となります。分かっていることは、遺伝的なものが約30%ほどで、後は原因不明となっています。

詳しく説明すると、顆粒層からフェラグリンという物質が角質を形成する材料となるのですが、何らかの影響でこのフェラグリンという物質が低下し、角質=バリア機能を形成できなくなります。すると、角質層に上がったフェラグリンはアミノ酸などに変わりますが、少ないとバリア機能が落ちます。すると、菌やウィルスなどが侵入し、皮膚炎となります。このアトピーは部分的にもなり、肌の弱い部分が一番つらい所になります。皮膚炎と同じように、知覚神経を炎症で出たヒスタミンが刺激し、恐ろしい痒さが来ます。掻けば角質は剥がれ、余計に炎症を引き起こします。保湿すれば緩和しますが、使う物で悪化することもあります。酷い時は水の塩素ですら刺激になります。

【AAAPro】points
アトピーのお客様は、軽度の方から重度の方まで、いっぱい見てきました。その経験から言うと、皆様アトピーの本質には気づいていますが、どうしても楽を求めて薬を使います。そうすると薬は対処療法なので、結果的に完治はしませんし、ステロイドを長期使用していると、酒さや色々な障害が出てきます。基本とするのは、体は何でできているか?精神が弱いと何が起こるのか?運動の循環が無くなれば何が起きるのか?それら、人間が生きていく上で大切なことを見落としている方が多いのです。医師は薬を売るのが仕事です。僕が知っている中で、アトピーの治療を真剣にやる医師は少なく、どうしても薬に頼る方法を取っています。なので、自分の体の仕組みを覚え、自分なりにストレスなく暮らせれば、薬に頼る必要はありません。必要な時だけ使うことが、本来の薬の役割です。

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原因不明の深堀

30%は遺伝子系のことなので、どうにかできる問題ではありません。しかし、悪化を抑える生活をしなければ、日々の生活が苦しく、刺激と痒みと戦う日々が続きます。だから、何をするべきなのか、何が必要なのかを自分の体に合わせないといけません。個人差があるので、自分自身にしか分からないのです。

これは相当難しく、合う合わないや個人差が大きいです。基本となるのは正しい栄養素です。タンパク質多め、野菜多め、糖質(パン・ごはん)少なめ、さらには腸内環境を良くするための栄養素、添加物でアレルギーを起こしにくくするための無添加、お菓子は一切食べない、ラーメンは食べない、外食はしない、これらの正しい体の栄養が必要となります。

運動 体の血液の循環、体温調節、日光でのビタミンD生成、筋肉の刺激に対する免疫、これらは人間に必要不可欠なもので、日ごろの生活では運動量が足りません。それに加え、食事が過剰で、この運動もかなりの重要度があります。体の機能を上手く使うには、体を鍛えることが重要です。

精神 食事を我慢する、運動をする。それぞれストレスがかかりますが、最初だけです。これを当たり前にすると、逆に体がしないと気持ち悪くなります。脳を騙し、脳を瞑想などで休めます。脳を誤魔化し上手く立ち回り、持続できるケアを心がけます。一気には無理なので、一つずつ、一回ずつ、続けることを意識します。

【AAAPro】points
この3つを使用すると、ストレスがかかります。まずは、1日の中に組み込んでください。食事では、調味料から変える、白米を発芽玄米にするなど、自分でできることから一つずつ行いましょう。まずは、白米を玄米にすることと、醤油・みりんなどを昔ながらの無添加にすると、味が美味しくなり続けられます。

運動は、まずは足腰が大切です。ご飯の間に、10分ぐらいの坂道のウォーキングから始め、糖質を減らすと脂肪も減るので、実感してから気持ちを上げ、一つずつ時間を延ばしたり、何かを増やしてください。体が鍛えられると変化が現れます。脂肪などは比較的3ヶ月ぐらいで変化していきます。菌育を育てるのは、ゆっくりやると1年ぐらいかかります。

精神は、瞑想の音楽を聴きながら「感じる」ことを意識してください。風を感じると気持ちいい、山の匂いを嗅ぐと何だか気持ちがいい、この気持ちいいや幸せと思う瞬間が「無」と言われるものです。音楽を聴きながら瞑想し、「感じる」と右脳が働き副交感神経が働き、強制的にリラックスできます。

このバランスで、一つずつ行ってください。

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フェラグリン不足

アトピー性皮膚炎の20%~30%は、フェラグリン不足が指摘されています。薬も開発されていますが、これはフェラグリンが不足することで天然保湿因子アミノ酸が作れず、バリア機能を形成できないアトピーです。

表皮細胞

現在は薬はまだありませんが、将来的にフェラグリンを遺伝子などの操作により増やす働きのものが出てくることが想像できます。しかし、その副作用がどのようになるかは、何十年先のことになります。

【AAAPro】points
僕たちもこれからの研究となりますが、フェラグリンが不足すると、天然保湿因子のアミノ酸が角質で不足し、バリア機能を維持できません。それなら、合成界面活性剤やエタノールを使用せず、水とアミノ酸だけで化粧水を作れば、何日かしか使えませんが、冷蔵庫保存で1週間は持つと思います。これは、化粧品会社の製品には防腐剤が含まれるため、自作しか無理ですが、成分を調整するにはプロが必要です。アミノ酸でも刺激になるものがありますし、特にアトピーでは傷となり、美容成分は体内には合いません。見極めと成分の知識が必要となります。

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関連するアトピー

アトピーで厄介なのは、バリア機能異常のため何でも刺激になる可能性があり、菌の感染症になる可能性もあることです。様々な影響が考えられます。

アトピー

普通の人が大丈夫でも、運動すると血管が拡張し体温が上がり汗をかきます。バリア機能がないとどうなりますか?ストレスと緊張で体がこわばるとどうなりますか?食べ物で糖質が多く、血管に炎症が出ると?昔はアトピーはアレルギーや感染症と言われていましたが、今は角質異常による感染症やアレルギーとなり、これは角質が弱ると同じ症状が起きます。この度合いも重要で、肌が元々弱くギリギリアトピーまで行かない人が、化学薬品(合成界面活性剤やエタノール)が合わず知らずに使用すると、角質のバランスを崩しアトピーになる可能性があります。

【AAAPro】points

アトピーの方は、症状を減らす努力をしなければなりません。洗剤や化粧品など、化学的なものをなくすことが重要です。私たちが原料を扱っていると、どうしても化学薬品なので合わない人がいます。どの美容成分も同じです。ワセリンぐらいが皮膚に影響を出さないと言われており、保湿剤・防腐剤なども刺激となります。

悪化時期

悪化時期には、浸出液や菌の感染症の関係で、薬や他のケアが必要となります。竹布で傷を抑えたり、食事管理が主なケア方法です。特殊なアトピーの温泉も有効とされています。

安定時期

安定時期にどれだけ肌を整えるかで、揺らぎに対応できます。季節の揺らぎは湿度が30%ほどになるので、その時期に悪化することが多く、それまでにどれだけ整えるかが問題となります。

無くすもの

洗浄と化粧、スキンケアです。洗浄は無理に行わず、シャワーや湯舟に入りしっかり温める。その時にマグネシウムが乾燥には良いミネラルで、温泉や海の成分です。エプソムソルトや塩化マグネシウムで対応する。スキンケアはなるべくせず、安定期には保水化粧水をお使いください。化粧は厳禁です。クレンジングも厳禁です。