※個人のブログで、個人的意見として記載しております。ご参考までに、お願い致します。
ナノ技術の違い
「ナノ」って何
サイズと技術をわかりやすく解説
最近よく耳にする「ナノ」という言葉。化粧品やサプリメント、テクノロジーの話題でよく登場しますよね。
でも実際どれくらい小さいのか、「ナノ技術」と「ナノカプセル技術」は何が違うのか、わかりやすく解説します
 ナノってどれくらい小さいの
単位を大きい順に並べると1m(メートル)=1,000mm
1mm(ミリメートル) =1,000μm
1μm(マイクロメートル) =1,000nm
1nm(ナノメートル) 
身近なものと比較してみましょう
髪の毛の太さ: 約0.1mm = 100μm = 100,000nm
人間の細胞: 平均20μm=20,000nm
花粉: 20〜50μm
ナノカプセル=20~300nm
つまり、ナノは細胞よりもずっと小さいサイズなんです
菌やウイルスよりもさらに小さいレベルで物質をコントロールする技術、それが「ナノ技術」です。

 2つの技術の違い
「ナノ技術」= サイズを小さくして特性を活かす
何をするの 粒子をナノサイズまで小さくする 
 分子を整列させて強度を高める 
 小さいから細かい隙間に入り込める
できること素材を軽くて強くする 
 細かい隙間への浸透性を上げる
特定の物質の効果を上げる
美容できないこと 肌のバリア機能は通過できない 
水と油のラメラで止まる。
ウイルスもナノサイズですが、健康な肌からは感染しないですよね
これが肌のバリア機能の証拠です
「ナノカプセル技術」= 小さくして包んで届ける
何をするのナノサイズにするだけでなく、脂質の膜で包む
 肌のバリア機能と同じラメラ構造(脂質層)を持つ 
 体との相性が良い設計
できること 安定性UP 
 成分が壊れにくい  
 拡散性UP 
 広範囲に届く 
 浸透性UP 
 目的の場所まで届く 
 体との親和性が高い
実際の活用例:ワクチン(mRNAを包んで体内に届ける) 
 高機能化粧品(美容成分を肌の奥へ) 
 医薬品(薬を患部に効率よく届ける)
 まとめ:何が違うの
 

わかりやすく例えると…
ナノ技術 = とても小さい粒子そのもの
ナノカプセル技術 = 小さいカプセルに成分を入れて、必要な場所まで安全に運ぶ宅配便
 美容・健康分野での使われ方 
化粧品の場合
✅ナノ技術: 粒子が細かいから肌なじみが良い(表面レベル) 
✅ナノカプセル技術: 美容成分をカプセルで包んで角質層の奥まで届ける
 サプリメントの場合 
✅ナノカプセル技術: 成分を腸まで安定して届け、吸収率を高める 中に入れる成分によって効果は変わるため、「ナノカプセル」という言葉だけでなく、何が入っているかが重要です❗
「ナノ」は小ささ、「ナノカプセル」は届ける技術 この違いを知っていると、商品選びの参考になりますね
ナノカプセルの種類
リポソーム(ナノカプセル)の進化
「ナノカプセル」の正式名称はリポソームと言います。でも実は、リポソームには古いタイプと最先端タイプがあるんです❗
その違いを知ると、化粧品選びが変わるかもしれません

2つのリポソームの違い
 多重膜リポソーム(古いタイプ) 
構造: 脂質の膜が何層も重なった玉ねぎのような構造
使われている商品: コスメデコルテなど有名ブランド 
 一般的な「ナノカプセル配合」化粧品
 デメリット 
1. 入れられる美容成分が少ない  何層も膜があるから中身のスペースが狭い 
2. サイズが大きい  多重構造だから小さくできない 
3. カプセルが割れるタイミングを制御できない  効かせたい場所で効かないことも
4. 浸透しにくい  層が厚くて割れにくい
 たとえると…
段ボールを何重にも巻いた荷物 
 頑丈だけど中身は少ししか入らない、開けにくい
 メリット  
 安価で作れる 
 大量生産に向いている 
 技術や装置が簡易的で使いやすい
でも注意 このメリットはメーカー側の利益のため。本来の機能性(浸透力・効果)は低いんです
 
 脂質二分子膜リポソーム(最先端タイプ) 
構造: たった2層だけの薄い膜 = 人間の細胞膜と同じ構造 
想像してみてください 
人間の肌にあるラメラ構造(脂質層)の2層だけを取り出して、それをカプセルにした感じです。 
人間の細胞はこの二分子膜でできているので、体との相性が抜群
 メリット 
1. サイズが小さい  膜が薄いからコンパクト
2. たくさん入る  中のスペースが広い! 
3. 生体に合った浸透原理  肌と同じ構造だから馴染みやすい 
4. カプセルが割れるタイミングを制御できる  効かせたい場所でピタッと効く
  たとえると…
薄くてしなやかなラッピング 
 中身たっぷり入る、開けやすい、肌に優しく馴染む
 デメリット 
 とても高価
 専門の知識と装置が必要 
 研究者が少ない(技術的に難しい) 
 なぜ作るのが難しいの?

ナノ技術の難しさは: 
1. 装置から開発しないとナノサイズすら作れない 
2. 装置があっても専門知識がないと作れない 
3. 目に見えないものを作るから制御が超高難度
つまり、二分子膜リポソームは研究開発に莫大なコストと時間がかかる最先端技術なんです
 比較表でわかりやすく

   結論:どちらを選ぶべき
多重膜リポソーム メーカーにとってはコスパ良し
 
でも消費者にとっての効果は限定的
 
「ナノカプセル配合!」と書いてあっても古い技術かも
脂質二分子膜リポソーム価格は高いけど本物の機能性
 
肌と同じ構造だから浸透力・効果が段違い 
最先端の研究開発による技術
 化粧品を選ぶときのポイント
単に「ナノカプセル」「リポソーム」と書いてあるだけでは不十分
 チェックすべきこと
ナノカプセルの画像が二分子か❓
サイズが100nm以下のナノカプセルか
配合はシンプルか
これらが、ナノカプセル商品に専門家が見るところです🤔
多重膜は古くてデメリットが多い
二分子膜は最先端で効果的
この違いを知っていれば、「ナノ配合」という言葉に惑わされず、本当に良いものを選べますね 
商品を手に取ったら、ぜひ「どのタイプのリポソームか❓」確認してみてください
ナノカプセル精度の違い
本物のナノカプセルの見分け方
「ナノカプセル配合」と書いてある化粧品、実はほとんどが古い多重膜タイプなんです。本物の二分子膜リポソームは、実はほぼ存在しないレアな技術。その理由と見分け方を解説します
 なぜ本物(二分子膜)がほとんど無いの
 
 現実的な理由 
 デメリットが大きすぎる 
1. とても高価
 - 装置開発から研究費、製造コストまで莫大な資金が必要 
2. 専門知識と装置が必須
 - 目に見えないものを作るから、経験・知識・専門装置が不可欠 
3. 研究者が少ない
 - ナノ技術自体が最近の技術で、専門家が限られている
 技術的な壁
特許で保護されている
大学レベルの研究技術
一般的な化粧品製造では使えない
 本物を使っている会社は
世界でもごくわずか日本
 – 富士フイルム – 大学研究機関 海外
 – Dior
有名どころでは、この2社と大学の研究ですね
 有名なコスメデコルテも多重膜です
 実例で比較!成分表から見抜く方法
 C社のナノカプセル(多重膜) 
画像は、メーカーページを見てください。


表示: 「0.1μm = 100nmの超微粒子」
成分表を見ると…多価アルコール類 
 浸透を補助 
 クロスポリマー系 
 乳化 
これって何を意味するの 
 ナノカプセルだけでは浸透も乳化もできないから、別の成分で補っている
結論: やはり多重膜では、ナノカプセルの精度が・・・
画像は、メーカーページを見てください。


 F社のナノカプセル(二分子膜)
成分表を見ると…合成界面活性剤系 
 浸透と乳化 
エタノール
浸透
二分子膜なのになぜ 
 エタノールが使われ、浸透性に疑問を持つ
このオイルを乳化する、角質浸透原理を与える、これらは混ぜ合わせればできるものではなく、装置で加工しないといけないため、装置の設計で精度はばらつきがある。

 CritexLabのVISIS HEALTHY SKIN
成分表を見ると…防腐剤・水以外、美容成分
 それでも 乳化できている 
 角質浸透できている
これがナノカプセルの精度
 二分子膜リポソームの本当の力
もう一度、メリットを確認しましょう 4つの優位性 
1. 多重膜より小さい  コンパクトで角質浸透しやすい 
2. 内包量が多い  美容成分をたっぷり入れられる 
3. 生体に合った浸透原理  肌のラメラ構造と同じだから自然に浸透 
4. カプセルが割れるタイミングを制御  効かせたい場所で効く
 ここが重要
革命的な理由
化粧品に必要だった「余計なもの」が不要になる
従来の化粧品では合成界面活性剤 
 水と油を無理やり混ぜる 
エタノール 
 浸透を強制する 
安定剤 
 成分を安定させる
 これらは脂質と水の層を壊す強力な刺激成分
でも二分子膜リポソームなら
 二分子膜自体が:
水の層と脂質の層を持つ(ラメラ構造)
美容成分を守るバリア機能 
肌のラメラと同じ脂質だから親和性が高い
つまり乳化 = ラメラ自体が水と脂質
だから界面活性剤不要 角質浸透 = ラメラと同じ性質
だからエタノール不要安定性 = ラメラで守られている
だから安定剤不要
余計なものが、いらなくなる技術
 本物のナノカプセルとは
 
定義  配合成分の種類が少ない
 美容成分が基本で構成 
 余分なものが無い
精度の見分け方 
こんな成分が入っていたら要注意:多価アルコール類(浸透補助) 
クロスポリマー(乳化剤) 
合成界面活性剤(浸透・乳化)
エタノール(浸透強制)
なぜこれらが入っているの
 
ナノカプセルの精度が低いから
 成分表で分かる!精度チェック
 精度が低いナノカプセル “` 
成分:水、グリセリン、多価アルコール、 クロスポリマー、合成界面活性剤、 エタノール、美容成分、安定剤… “`  補助成分がいっぱい = カプセル単体では機能不足
 精度が高いナノカプセル “`
成分:水、美容成分、防腐剤 “`  シンプル = カプセルが完璧に機能している
 考えてみてください 
本来の目的は 
 美容成分を届けること
それ以外は 
 必要ない
 まとめ:見分けるポイント 
 精度のチェックリスト 
1. 成分がシンプルか 美容成分+防腐剤程度 
2. 浸透補助成分が無いか 
 アルコール類、界面活性剤 
3. 安定剤は無いか❓➡️Ph調整剤、安定剤
4. 価格が相応に高いか 
 本物は高価
  精度が低い商品のサイン
1. 成分表が長い 
2. 合成界面活性剤やエタノールがある 
3. 「ナノ配合!」だけで技術詳細が無い 
4. 不自然に安価・高価
 賢い消費者になるために
 「ナノカプセル」という言葉だけでは判断できません 
配合成分表を見れば、実はある程度分かるんです
 シンプル = 本物
 複雑 = 補助が必要な低精度
 次回化粧品を買うときは、ぜひ裏面の成分表をチェックしてみてください! 
本当に良いものは、余計なものがなくシンプルだからこそ、制作が難しい。
更に難しい無添加技術
なぜ「無添加ナノカプセル」は超難しいのか
 ナノカプセル技術の中でも、無添加で作るのは別次元の難しさ。そして驚きの価格の真実まで、全部お話しします
 無添加が難しい理由:化学の壁
ナノカプセルの材料「大豆レシチン」の問題 
大豆レシチン = 脂質 = 油と同じ性質
 製造の流れ 
1. まず脂質を溶かす必要がある 
2. でも水ではあまり溶けない 
3. だから有機溶媒を使う必要がある
有機溶媒とはエタノール
クロロホルム
その他の化学溶剤
 ここに大問題が
有機溶媒を使うと…  ナノカプセル自体に悪影響が出る
つまりナノカプセルを作るには有機溶媒が必要
でも有機溶媒を使うと人体には良くない
だから無添加での製造が超困難
これがナノカプセル技術の次なる課題でした 世界で無添加ナノカプセルを作れるのは
日本でも、無添加で作れるのは: 
1. 大学研究機関
2. CritexLab(クリテックスラボ)
それだけ
 あの(F社)ですら、無添加商品がない
 どれだけ難しいの
 
エグいぐらいの技術的ハードル
無添加で実現しないといけないこと: 安定性 
 乳化 
 角質浸透
これをエタノールや界面活性剤なしで実現するのは、凄まじく困難な技術
 なぜ他社にはできないの
 
 1. 装置自体が特許 – 装置そのものが作れない 
 2. 開発に必要な知識 – 基礎のナノ技術 ・ 機械技術 -・化学工学 
 3. 分野が違う 化粧品業界とは全く別の分野  一般的な化粧品会社では不可能に近い
 化粧品技術 vs ナノカプセル技術
化粧品業界から見ると
ナノカプセル技術が化粧品技術を凌駕している 化粧品技術の進化 = ナノカプセル
ナノカプセル技術から見ると 
化粧品技術はたった2つだけ
1. 乳化 
2. 浸透 
でもナノカプセルには、もっと他の効果がある
 新しい効果:含浸(がんしん)とは

実例:VISIS クレンジングローションNo.2
成分はたった4種類:
1. レシチン 
2. 防腐剤 
3. 水 
4. グリセリン
洗浄成分は無い
でもクレンジングできる不思議
含浸という現象:細かくすれば入れない所に入り込む
メイクに吸着して汚れを浮かす
とても小さい力だけど、集まると大きな力になる
更に小さいから、隙間に入り込んで性能UP*
 これがナノカプセル技術の「含浸」という現象
無添加でありながら、機能を付け加える  これこそが新しい技術
ナノカプセルとは?
ナノカプセル研究者は
機能を上げるためや、余分なものを無くすために
ナノカプセルを設計します
けれど、美容のナノカプセルは配合を見ると真逆で、これが不思議で仕方がない
CritexLabが、なぜ化粧水だけか
コレはよく聞かれるんですね
科学的に答えると、保湿とは蓋で本来は皮脂の役割です。
そのため、保湿自体はほぼ必要ないと考え、トラブル時や保護が必要なときだけ、ワセリンなど強力なもので補う事を進めています。
バリア機能がある状態では、保湿は不必要で、逆に合成界面活性剤などでバリア機能を弱める。
そのため、CritexLabでは、成分の特性、ナノカプセルの特性、肌構造の特性により、水系の化粧水の方が、すべての特性にマッチしているバリア機能には、ヒアルロン酸や増粘剤のネトネトする成分は存在しない
だからこそ必要ないのです。
美容のナノカプセルとは
角質浸透・乳化・分散・安定化
これらが、美容に対して与えられる効果で、それを補助する成分があると、そのナノカプセルは、単体では効果が薄いということになる。
ナノカプセル商品も配合表を読めれば、大体の設計が分かる
注意する成分は
合成界面活性剤・エタノール・Ph調整剤(アルカリ性)
これらが配合されていると、ナノカプセルの精度が疑問視される

