※医学的や肌化学的には本来もっと説明が必要ですが、分りやすくするため短くしている所や説明が不十分な所があります。あくまでもスキンケア原材料開発者から見ての、個人的意見として、ご参考までにお願い致します。

原材料

スキンケアの主な、原材料ジャンル

  1. 美容成分 – ビタミンやアミノ酸など
  2. 安定化成分 – 製品を安定させるPh調整剤など
  3. テクスチャー-使用感を良くする増粘剤など
  4. 美容オイル – 肌に幕を張るオイル
  5. 乳化成分 – 美容オイルと水を混ぜる合成界面活性剤
  6. 浸透促進成分 – バリア機能を弱めるエタノール

作り方としては、先に水溶性の物を水と混ぜておく、そこに美容オイルを合成界面活性剤やエタノールで乳化させる。そこに、安定させるためにPh調整剤や防腐剤、その他の安定剤を入れ、最後にテクスチャー成分、増粘剤でテクスチャーを調整し完成。

このように、スキンケアは作られますが、安定させる成分や新t脳させる成分、テクスチャーなどは本来、肌には必要無く肌には良い物では無い。このような計算から、ダメージと改善を見極め配合を決めている。

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CritexLab原材料基礎

普通のスキンケア配合とナノでは少し考えが違う。
「浸透」
一般:エタノールなどで浸透させるが、ダメージもある
ナノ:角質に合った材料で、浸透を生み出す。

この技術の違いで、基礎となる原材料の選び方も変わります。

一般:一生懸命ダメージと効果を計算
ナノ
:角質に必要な物を計算

 

このように材料を選ぶ時から、技術が違うと考え方も違う。基礎となる選び方自体が、技術によって大きく変わるのが、配合技術と言う物です。

VISISの開発時には、肌にある成分を見極め、分子構造まで見て、ラメラに合う物を探し、ラメラを補いながら美容成分が角質浸透するように設計し、普通より人手間増やした配合技術です。

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油脂

化学記号になると難しく思えますが、この上の物は、皆様も良く知る「グリセリン」です。

このグリセリンは、「油脂」=「美容オイル」の中には、必ず存在し、オイル=グリセリンと脂肪酸で出来ている物を、オイルと呼びます。簡単に言うとオイルは、グリセリンが含まれる脂肪酸の事を指します。

不思議でしょ、でもよく考えてください。皮脂はオイル、グリセリンと脂肪酸(炭化水素)、これを菌が分解すると、グリセリンと脂肪酸に分かれ、グリセリンが常在菌の餌になり、この分解で発するガスが臭いの素となる。

スキンケアに欠かせない美容オイル「油脂」には、必ずグリセリンがあり、脂肪酸を繋げる事でオイルと言う形になります。オイルとは「油脂」であり、その成分はグリセリンと脂肪酸。

このように、体の中では油脂が分解し、色々な材料になり機能を維持しています。グリセリンは体内でも存在し安全性の高い材料です。

更に詳しくグリセリンを知りたい方は⇩
https://critexlab.com/archives/8432
(エタノールとグリセリンの菅家愛)

不飽和脂肪酸・飽和脂肪酸

油脂と種類と関係性
●油脂には、2種類「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」がある。
「飽和」とは、バターなどの常温で固形になる物
「不飽和」とは、オイルなどの液体になる物

●不飽和のオメガ〇〇は、折れ曲がる場所
よくオメガ6や3などを聞きますが、これは脂肪酸の部分がどの時点で曲がっているかと言う、化学記号の話で、この折れ曲がる場所で酸化や耐熱性も変わる。この脂肪酸が良く聞く、パルミチン酸やオレイン酸などです。この折れ曲がる事により、固形化しないオイルとなります。

●これら脂肪酸とグリセリンからなる物を、「油脂」と呼び、その中には「飽和」「不飽和」があり、体も同じように脂肪がありオイルがあります。オリーブオイルなら、グリセリンとオレイン酸(オメガ9)約80%・不飽和脂肪酸、約15%・リノール酸(オメガ6)、約7%などが含まれる、トリグリセリド(油脂)となります。複合でオリーブオイルと言います。

【AAAPro】points
「油脂」とは、グリセリンと脂肪酸が結合したものですが、詳しい説明は省略します。実は、人間の体内に存在するスクワレンは「不飽和炭化水素」と呼ばれ、脂肪酸ではなく「炭素と水素」で構成されています。また、人工的なスクワレンは水素で安定しているため、体内のものとは異なります。この人工スクワレンは水と交わりにくいため、「オイルシール効果」が高いです。

結論として、美容オイル自体は肌に浸透しないため、何のために配合されているのかは不明です。オイルシール効果であれば、どのオイルでも同じ効果が得られます。

オイルで肌が荒れる人がいるのは、脂肪酸の酸度などの影響が原因です。例えば、ホホバゴールドオイルで肌が荒れる人もいます。オイルを勧めるなら、人間の皮脂に近い「不飽和炭化水素」であるスクワランを使用することで、肌のオイルシール効果を保つことができます。

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油性美容成分

この油性成分については、説明が難しいので簡単に説明します。原材料としては、レチノールやトコフェロールがあります。簡単に考えると、グリセリン部分にビタミンが付いたと考えると分かりやすいです。したがって、オイルが肌に馴染みやすいと理解できます。一般的に、オイルに混ざりやすい美容成分を油性成分と呼びます。

少し複雑な話をすると、トコフェロールにはα/β/γ/δがありますし、レチノールにはレチノール、レチナール、レチノイン酸などがあり、抽出方法や目的に応じて異なるため、一概にこれだとは断定できません。

【AAAPro】points
オイルシール効果は期待できますが、分子が大きいため肌の中に入りづらい傾向があります。そのため、浸透させるためには合成界面活性剤やエタノールが必要となり、結果として肌にダメージを与えてしまいます。この油分を乳化や浸透させるために、多くの合成界面活性剤が使用されます。レチノール系の配合を見ると、合成界面活性剤が多く使用されており、エタノール、Ph調整剤、安定剤も多く含まれています。

原材料の研究から見ると、これらの成分によるダメージの方が大きく、活性化はいつかは限界を迎え、肌は一気に老化します。それが肌荒れという形で現れるのです。

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水溶性成分

水溶性成分も、アミノ酸から始まりビタミンなど、種類が多すぎて何を説明すれば良いのか分かりにくいですが、水に溶ける特性があり、Ph調整剤、防腐剤、スキンケアのほとんどが水を基本としているため、多くの原材料がこの特性(水溶性成分)を持っています。オイルは脂肪酸によって異なり、水溶性成分は物質そのものが違います。効果的な美容成分は、水溶性のものが多いです。分子量もオイルのような大きなものではないので、小さく浸透しやすいです。

これも有機化学の一部であり、作る過程や抽出する物質によって変わります。例えば、硫酸マグネシウムと塩化マグネシウムは、簡単に言うと塩を含むか含まないかで効果が変わります。硫酸イオンは保水効果があり、塩化物イオンは保湿効果があります。この作り方や原材料によってすべてが変わるため、水に溶ける成分として覚えるのが良いです。細かい成分の特性は、ネットで調べれば分かります。

【AAAPro】points
この水溶性成分も、実はラメラ層には浸透できません。水の分子は約0.38nmと非常に小さいですが、ラメラの水と油の層が油も水もブロックします。皆さんが効果を感じているのは、合成界面活性剤やエタノールで無理やり成分を浸透させているためで、これは良いことではありません。バリア機能にダメージを与えると、長期間使用することで肌の健康に致命的な影響を及ぼす可能性があります。

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両親媒性成分

この成分はスキンケアに欠かせない成分です!美容オイルと水を混ぜ合わせるためのものです。例えば、豆乳やマヨネーズに含まれるレシチンやサポニン、牛乳のカゼインなど、天然の成分もあります。スキンケアは、水・油と水油を繋げる両親媒性の成分を使います。これにより、油を水に混ぜたり、逆に油に水を混ぜたりすることができます。その効果でラメラ層のバランスを壊し、成分を浸透させることができます。

まず、大きさで言うと、人間のラメラ1層は約6nmから13nmです。合成界面活性剤の小さいものは約40nm、アルコールでは約9nmです。どう見ても、ラメラ構造とは合わないように思えます。ラメラに合うものは、ラメラに近いサイズと性質を持つ、セラミドの前駆体であり、水油両方の性質を持つ細胞間脂質のリン脂質です。

合成界面活性剤の効果は、油を包み込むことで「乳化」、包んで汚れを落とす「洗浄」、角質を一時的に弱らせる「浸透」の3つがあります。

さらに、アルコールの「脱脂」効果もあります。これも油を乳化させることができますが、ラメラには悪影響を与えます。

【AAAPro】points

合成界面活性剤はレシチン(リン脂質)以外、ラメラには合わず崩れることが予想されます。食器用洗剤で手荒れが起きたり、アルコールで手荒れが起きたりすることを思い出せば、その悪影響が見えてきます。それが乾燥肌です!

その合成界面活性剤を浸透や乳化として使うのがスキンケア技術です😱普通肌では大丈夫とされる検査でも、肌診断では90%が乾燥肌の状態です。これをまともに考えると、使うべきではないと理解できます。

年を取るごとに角質は薄くなり乾燥します。それを助長させるラメラのダメージはバリア機能に関わるので、その影響は計り知れません。嘘だと思うなら、食器用洗剤で毎日手を洗い、何日で手荒れするかを測り、それをスキンケアの量と比較し、何十年も使用することを考えてみてください。40代の人は自分の肌で気付くはずです!それがすべての答えです。

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原材料配合の基礎

今まで説明した、「水溶性物質」「油溶性物質」「両親媒性物質」この3つで、主にスキンケアを製造しています。この中に、美容成分やそうでない物、安定のために入れる物など、配合し商品となります。

スキンケア配合

今まで説明した「水溶性物質」「油溶性物質」「両親媒性物質」の3つで、主にスキンケア製品が製造されています。これらの中に、美容成分やそうでない物、安定のために入れる物などが配合され、商品となります。このように考えると、オイルを混ぜるためには、ラメラに悪影響を与える「合成界面活性剤」などが必要です。角質に浸透させるため、美容オイルを混ぜるため、オイルが多く入るとどうしても必要になる合成界面活性剤😭

この現象が「良く効くけど、リスクも高い❗」と言われる理由です。これは、合成界面活性剤の悪影響を指しており、ラメラを崩して浸透させると、その分バリア機能を壊すため、リスクが上がるのです😭

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原材料とは

美容成分の効果だけではなく、基礎の性質でスキンケアは作られています。その性質を学ぶと、何がスキンケアで角質を保護するのに良いのか、角質にダメージを与えるのかが理解できます。また、バリア機能と言う角質がどのように作られているかを理解することで、その性質を理解することができます。それから、美容成分の効果を組み合わせていくのが、本来良いとされる原材料です。肌に合わない物は、バリア機能に致命的なダメージを与え、回復力で戻している状態なので、老化するとその影響は強くなります。原材料の観点から見ると、それは恐ろしいことです。